Journée d'études du groupe Population japonaises du CEJ - 12 février 2016

L’équipe Populations japonaises organise une journée d’études le vendredi 12 février, de 14h30 à 17h30 en salle 5.12 (Inalco, 65 rue des Grands Moulins, 75013 Paris) avec Mizuno Noriko 水野紀子 (université de Tôhoku, droit civil) et Ochiai Emiko 落合恵美子 (université de Kyôto, sociologie).

 

 

Programme

 

Mizuno Noriko 水野紀子
Professeur de droit à l’université de Tôhoku


公序と私事化
フランス家族法と日本家族法の対比
L’ordre public et la privatisation
– Étude comparée du droit de la famille au Japon et en France –


***


Ochiai Emiko 落合恵美子
Professeur de sociologie à l’université de Kyôto
EHESS/Chaire Blaise Pascal de la Région Île de France/CEAFJP


日本とフランスにおける家族変容と家族政策
1970年代以降を中心に
Le changement de la famille et les politiques de la famille
au Japon et en France à partir des années 1970

***


Débats
Discutants :


Kuribayashi Kayo 栗林佳代, Professeur adjoint à l’université de Saga/Université de Lyon 3
Christine Lévy クリスティーヌ・レヴィ, Maître de conférence à l’université Bordeaux-Montaigne, CRCAO
Isabelle Konuma 小沼イザベル, Maître de conférence à l’INALCO, CEJ


Les interventions ainsi que les débats auront lieu en japonais.

Renseignements : Cette adresse e-mail est protégée contre les robots spammeurs. Vous devez activer le JavaScript pour la visualiser.

--

Résumés

公序と私事化 

フランス家族法と日本家族法の対比

 

水野紀子

フランス民法の家 族法は、婚姻家族を強制する公序の体系から自然家族を受容する私事化を進めてきた。これに対して、日本家族法の原型である明治民法は、婚姻も離婚も養子縁 組も離縁もすべてを「家」という家族集団の私事として「家」の私的自治に委ねた。国家は、その結果を受け付けて「戸籍」という身分登録簿に登録するだけの 消極的役割しか果たさない。戦後の改正によって「家」は廃止されたが、いわば究極の私事化である家族法の構造は変化しなかった。しかし氏ごとに編製される 「戸籍」の記載様式は夫婦同氏強制を伴って、唯一の公序と化している。両国の家族法の相違には、背景に、家族法を運営するそれぞれの制度的条件の相違があ る。

  

日本とフランスにおける家族変容と家族政策

1970年代以降を中心に

 

落合恵美子

1970年代以降の日本と フランスにおける家族変容は対照的に見える。出生率が低く、女性就労率も低迷している日本に対し、フランスは出生率が高く、女性就労率も高い。またフラン スでは婚外出生および同棲が増加し、同性カップルのパクスも認められたのに対し、日本ではそうした変化はほとんど見られない。その違いはいかにして生じた のだろうか。本報告では、両国における家族政策を対比し、その影響を検討する。東アジアの家族政策が欧米圏と異なる特徴をもつ理由は、しばしば儒教的伝統 により説明されるが、本報告ではその仮説の妥当性についても考察したい。